~美文字の書き方~
~如何写漂亮的日文~
美しい文字とはどのような文字を指すのでしょう。線からカタチまで美しいかなのポイントを「美しいかなが書ける本」からご紹介します。
怎样的文字写出来才算美?这次我们参考《假名这样写才美》一书,像大家介绍一下如何将假名从每一根线条至整体形状都写得优美。
美文字を書くには美文字を知ることから
若想写得一手好字,必先从知道什么是好字开始
文字を書く前に、まずは美しい文字の特徴やポイントとなることを知っておきましょう。そして美しい文字とはどんな特徴を持った文字かを知った上で、実際に文字を書いてみましょう。
在写字之前,首先要了解美文的特征及其书写要点,之后再来实际尝试一下。
その一 「たてはゆっくりよこは早く」
其一 “竖写要慢,横写要快”
[手首を支点に文字を書く]
“以手腕为支点书写文字”
ひらがなは、たて線、よこ線、ななめ線、曲線など、いろいろな線でできています。いろいろな線のなかで、たて線とよこ線には決まりがあります。それはたて線はゆっくり、よこ線は早く書くことです。よこ線は、机に固定された手首が支点の働きをするので早く書くことができます。いっぽう、たて線は手首が固定されず指先で書くので、美しい線を書くにはゆっくりと書かなければなりません。
平假名由竖线、横线、斜线以及曲线等各种各样的线条组成。在各类线条之中,横线与竖线是最关键的。其中竖线应该要慢慢地写,横线应该要写快点。写横线时,由于被桌子固定的手腕相当于一个支点所以能够快速地写完。另一方面,由于写竖线的时候手腕没有被固定而是用指尖来书写的,想要写得漂亮一些就得要慢一点。
その二 「筆のように鉛筆も弾力を使って書く」
其二 “用铅笔(或圆珠笔等)时要像毛笔一样富有张力地书写”
[筆先は後からついてくる]
“收笔时要迟缓”
筆で文字を書くとき、筆先の毛の弾力を上手に使うことで、やわらかで伸びのある美しい文字を書くことができます。鉛筆でも筆と同じように、鉛筆の先の弾力を上手に使って書くことで、美しい字が書けるようになります。
例えば、上の「書」という字の第一画の終筆も、ただ止めるのではなく、筆で「払い」を書くようにします。第二画のよこ線も、始筆を入れて少しためをつくって書き出すと美しい文字が書けるのです。
用毛笔写字的时候,只要熟练运用笔头的弹力,就能写出柔和而有张力的漂亮的字。其实铅笔(或圆珠笔等)和毛笔也一样,只要好好利用铅笔笔头的弹力来书写,就能写成一手好字。
例如,上面的“書”字第一笔的收笔时,不能只是简单地收笔,要像用毛笔一样“挥”笔而书。第二画的横线也一样,试笔的时候稍微注意一下就能够写出很漂亮的字。
その三 「かなは曲線でできている文字」
其三 “假名是由曲线构成的文字”
[画を曲線でつないでみる]
“试着用曲线连接一下各部分”
先ほどひらがなは、たて線、よこ線、ななめ線、曲線などのいろいろな線でできていると説明しましたが、大きな視点で見ると、ひらがなは曲線でできている文字だともいえるでしょう。ひらがなの筆脈(文字を書くときに鉛筆や筆が通る道のこと)を見てみると、点やたて線、よこ線の集まりに見える文字も、曲線を基本にできていることがわかります。筆脈を意識して書くことで美しいかなが書けるのです。
刚才已经解释过平假名是由竖线、横线、斜线、还有曲线等等各种各样的线条组成的,从宏观的角度去看的话,也可以说平假名是由曲线而构成的文字吧。试着观察一下平假名的笔脉(写字的时候铅笔或者毛笔所划过的痕迹),就会明白即使是点或竖线、横线所集合而成的文字,也是以曲线为基本而构成的。留意一下笔脉能帮助我们写出更漂亮的字。
その四 「最後の一画はゆっくり大切に書く」
其四 “最后的一划要慢慢地仔细地写”
[まとめの画はかなの要になる]
“收笔是假名的关键之处”
ひらがなだけでなく、文字を書くとき全般にいえることがあります。それは「最後の一画はゆっくり大切に書く」ということです。例えば、途中まですごく美しい文字が書けていたのに、最後の一画で気を抜いて書いてしまい、字のバランスが崩れてしまうことがあります。逆に途中で失敗してバランスが悪くなった字でも、最後の一画を大切に書くと、美しい文字になります。まとめの画は、美文字の要なのです。
不只是平假名,写字的时候要讲究整体性。那就是“最后的一划要慢慢地仔细地写”。例如会有这种情况,明明到最后一划为止字写得都非常漂亮,但就在写最后一划的时候掉以轻心,把文字整体的平衡破坏掉了。反过来说如果在写的过程中出错导致字的平衡被破坏,只要努力写好最后一划,也会变成一个漂亮的字。收笔是字的关键之处。
その五 「小さく書くとバランスがいい字がある」
其五 “有些字写得小一点平衡感会更好”
[小さく書くと美しいかなは4つある]
“有四个假名写小一点会很漂亮”
ひらがなには、小さく書くとバランスが良くなる文字が4つあります。
「こ」「と」「め」「る」です。例えば、「とり」と書くときは、「と」を「り」より小さく書くと、「とり」は美しいバランスになります。また、「はる」と書くときは「る」を「は」より小さく書くと美しくなります。例からも分かるように、どのかなとの組み合わせでも、上下のどちらであっても小さく書くことは変わりません。
在平假名当中,写小一些平衡感会变得更好的假名有四个。它们就是“こ”“と”“め”“る”。比如,要写“とり”的时候,把“と”写得比“り”小一些的话,整个“とり”就会形成一种良好的平衡感。还有,写“はる”的时候把“る”写得比“は”小一些的话就会变得更好看。从例子也能够了解到一个不变的事实,无论是和那个假名组合,不论其在上方或在下方,都会写得比较小。
その六 「たて長・よこ長・正方形の三種類の形がある」
其六 “有长条形、横条形、正方形这三种形状”
[かなの3つの外形]
“假名的三种外形”
ひらがなには、大きく分けてたて長・よこ長・正方形の3つの外形があります。外形とは、字を見たときのおおよその形のことをいいます。どの外形かを知っているのと、知らないでただ書くのとでは、ひらがなの書きやすさが違います。すべてを覚えるのは大変なので、たて長とよこ長のかなを覚えて、それ以外は正方形と覚えておきましょう。美文字を書きたいと願う人は、外形を意識しておくことを忘れずに!
平假名大致可以分成三种外形:长条形、横条形、正方形。所谓外形,是指字给人的直观感觉。知道外形的情况下,和不知道外形的情况下,写字的难易度是不同的。全部记下来比较难,所以我们可以只记住长条形和横条形的假名,然后把剩下的都当成正方形来记忆吧。想要写得一手漂亮的字,不要忘了要提高对外形的意识!
その七 「結びにはおにぎり結びとリボン結びがある」
其七 “交叉处有饭团结和丝带结”
[おにぎり結びとリボン結びの特徴]
“饭团结和丝带结的特征”
「な」「ね」「ほ」「ま」はおにぎり結びといい、三角形に結ばれています。「ぬ」「は」「よ」はリボン結びといい、平たい形に結ばれています。
“な”“ね”“ほ”“ま”称作饭团结,交叉时形成一个三角形。“ぬ”“は”“よ”则称作丝带结,交叉时的形状比较扁平。
横書きの特徴 「題字はセンターぞろえ、手紙は下線ぞろえが書きやすい」
横向书写的特征 “题字时以中线为基准,写信时靠着下横线写会更容易”
たて書きで文を書くとき、文字の中心をそろえて書くセンターぞろえが一般的です。いっぽうよこ書きでは、センターぞろえと下線ぞろえの2通りがあります。よこ書きの場合、センターぞろえはバランスをとるのが難しいので、題字などの短い文に向いています。下線ぞろえはバランスがとりやすく書きやすいので、手紙などの長い文を書くのに向いています。
竖着来写字的时候,一般都是以中线为基准。另一反面,横向书写时有中线和底线这两种基准。横向书写的时候,若是靠中间写的话往往很难掌握平衡,所以一般只有在题字之类的短文里适用。靠着下横线来写的话,容易把控住平衡而且也方便书写,所以适用于写信之类的较长文章。
漢字はここをチェック! 「たて画が続くときは左を広く、右を狭く。よこ画が続くときは上を広く下を狭く。」
汉字在这里一招搞定!“连写竖的时候左边写宽点,右边写窄点。连写横的时候上边写宽些下面写窄些”
ひらがなとは違って、漢字の中には、たて画が続く漢字やよこ画が続く漢字があります。たて画やよこ画が続く漢字を美しい字にするにはルールがあります。たて画が続く漢字は、左を広く右を狭くし、よこ画が続く漢字は、上を広く下を狭くすると美しい字になります。
和平假名不同,写汉字时,会遇到一些连着写竖或连着写横的字。此时有一个好办法,连写竖的汉字时,左宽右窄,连写横的汉字则是上宽下窄,这样写出来的字就很漂亮了。
本译文由知诸学院原创,翻译:reltih