ほど/くらい/ばかり
[共通する意味]
★おおよその数量・程度を表わす。
[共通的意思]
★表示大概数量和程度。
[使い方]
[使用方法]
〔ほど〕
▽(1)三時間ほど待った
等了三个小时左右
▽(2)雀(すずめ)の涙ほどのお礼
微不足道的礼物
▽(3)彼女ほどの美人はいない
再没有像她这么漂亮的美人了
▽(4)読めば読むほど面白い
越读越觉得有趣
▽(5)心配するほどの怪我(けが)ではない
这种程度的伤不需要担心
▽(6)死ぬほど働いた
拼命地工作
〔くらい〕
▽(1)三時間くらい待った
等了大约三个小时
▽(2)猫くらいの大きさのネズミ
大概有猫那么大的老鼠
▽(3)彼女くらい親切な人はいない
没有像她一般亲切的人了
▽(4)それくらい分かるさ
这点我还是知道的
▽(5)掃除くらい自分でしなさい
至少扫除这种事情还是自己做吧
〔ばかり〕
▽(1)三時間ばかり待った
等了大约三个小时
▽(2)跳びあがらんばかりに驚いた
吓得要跳起来了
[使い分け]
[区别使用]
【1】おおよその数量・程度を表わす場合には、副助詞「ほど」「くらい」「ばかり」のいずれかを用いる。数量を表わす用法(各語の例文(1))では、各語に意味の差はほとんどみられないが、他の用法の広がりでは、各語に違いがみられる。
【1】在表示大概的数量和程度时,用副助词「ほど」「くらい」「ばかり」都可以。在用于表示数量的用法时(上方三个词的例子的例(1))这三个词的意思几乎是一样的。可是其他的用法就各有不同了。
【2】「ほど」は、時間的・空間的にある幅を持った範囲を示す名詞である「程」(「程を守る」)が助詞となったもので、範囲から基準を表わすようになった。「ほど」の例文(2)は、比較の基準を示すことによって、おおよその程度を表わす。その他の用法として、「~ば…ほど」の形で程度の高まりを表わす場合(例文(4))、「~ほどの…ではない」の形でそこまで程度が激しくないことを表わす場合(例文(5))、極端な程度を比喩(ひゆ)的に表わす場合(例文(6))などがある。
【2】「ほど」是表示时间、空间范围的名词「程」(「程を守る」)变成了助词的用法,用来表示范围的标准。「ほど」的例文(2)就表示的是一个大概的比较标准。另外还有用「~ば…ほど」的这种形式来表示程度的增强(如例文(4))。用「~ほどの…ではない」的形式表示并没有达到那么厉害的程度(例文(5)),以及用「ほど」来进行极端程度的比喻(例文(6))等等。
【3】「くらい」は、名詞「位」が助詞となったもの。基準を示すという意識がある。そこから、比較の基準を示すことによって、おおよその程度を示す(「くらい」の例文(2))用法が生じる。同じ基準でも、例文(4)のように程度の低い基準を示す場合がある。これは、「ほど」にはない用法である。
【3】「くらい」是名词「位」变成助词的用法。有表示基准的意思,并衍生出了表示大概的程度的用法(「くらい」的例文(2))。而同样作为表示标准的词,像例文(4)那样「くらい」可以是程度的最低标准,这是「ほど」所没有的用法。
【4】「ばかり」は、動詞「はかる」の名詞形「はかり」から転じたものである。そこから、おおよその数量を推し量る意味が生じた。また、「ばかり」の例文(2)のように、「…ばかりに」や「…ばかりの」の形でおおよそそのような程度・状態であることを表わす用法もある。
【4】「ばかり」是由动词「はかる」的名词形式「はかり」转换而来的。因此有推测大致数量的意思。还有像「ばかり」的例文(2)那样用「…ばかりに」或是「…ばかりの」的形式来表示大概的程度、状态。
使用情况对比表
○:正确
△:不推荐
-:错误
- [対比表]
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十人…来た 猫の額…の土地 泣く…の事ではない 名前…書ける ほど ○ ○ ○ - くらい ○ ○ - ○ ばかり ○ △ - -
文章摘自:goo辞書 文章翻译:知诸学院 四季
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